充電のいらない4軸スタビライザー

機械式スタビライザーを歩行時の縦揺れも解消する4軸スタビライザ－に改造してみました。

私の持っているカメラはちょっと個性的でマイナーなカメラなので、高価でない代わりに機能もそこそこです。

3DカメラのSIDカメラ

手振れ補正機能がなく、感度もよくないので、ピンボケが多くてうまく撮影できないことが多いです。

一人称カメラのORDRO EP7

2軸の手振れ補正機能がレンズに搭載されているけれど、補正幅が狭くて、特に縦揺れが撮り切れない。

そこで簡易的な解決策として機械式ジンバルに取り付けてみることにしました。

GOPRO用の機械式スタビライザーを購入

アマゾンで1771円＋送料399円で購入。調整箇所が少なく、当然だけれどGOPRO以外のカメラは取りつかず。

GOPROを持っていないため、GOPROが取りつくかどうかも分からない。

最初から改造するつもりだったので、それはそれでよいのだけれど、配送が良くなかった。

中国からは、いつも灰色の袋で配送されるが、敗れているし、開けてみると中の梱包用のケースも割れていた。

ケースにはなにも印刷はされていなくて、コピーされた説明の紙が1枚入っているだけだった。

中身は無事だったのでよしとしておこう。

Ordoro EP7とWEEVIEW SID 3Dカメラ用にスタビライザーを改造

スタビライザーにEP7やSIDカメラを吊りつけるための台座を作成。

台座にの上に、細かくバランスを調整するためのスロット形状に穴を開けた板をそれぞれのカメラに合わせて作成

バランスを細かく調整できるように板にスロットをあけてカメラ位置を調整可能にしました。

３Dプリンターで改造部品を作成

主要部品と1/4インチカメラネジとワッシャーは割れにくくて頑丈でなくてはいけないため、

ガラス繊維強化ナイロンフィラメント PolyMide PA6-GFを使用しました。

このフィラメントは扱いが非常に難しくて、フィラメントの印刷温度は280度。ビルドプレートも80度設定です。

そのうえフィラメント乾燥機も必要なのだけれど、出来上がったものは頑丈で柔軟。割れにくくて、軽い。

金属より扱いやすいかもしれません。価格は高いけれど、かなり使える良いフィラメントでした。

せっかくなので4軸スタビライザーにしてみた

縦揺れ改善のための機構も追加しました。この軸を追加したので4軸スタビライザーなのです。

構造はいたって簡単で、柔らかいTPUフィラメントでカメラの台座を作り、変形することで縦の振動を吸収します。

変形するときには、ひし形に歪むようにして、できるだけカメラに角度をつけずに振動を吸収するように工夫しています。

吸収する振動の大きさに合わせて歪みの硬さを調整するための機構も用意しました。

変形時に左右に揺れないためのガードがあり、テフロンテープを貼り付けてスムーズに滑るようにしています。

作ってみるとかっこいい。

後は使いこなせるように練習あるのみ。

2023/05/27

動作確認を兼ねて撮影をしてきました。

Z軸の遊びが大きくて歩行時の衝撃で回転してしまっている。

TPUが柔らかいので、この現象は想定していてガイドで挟んだのだけれど、ここに遊びがあるのだ。

テフロンテープを厚めに巻いてみた。

もし作り直すならば、TPUのインフィルを100％にして、幅を少し広くしてみよう。

こちらのガーデン、第15回(令和4年度)花いっぱいまちかどフェア花壇コンテストで金賞を取られています。

いつもきれいな花が咲いていて癒されます。

https://www.city.funabashi.lg.jp/machi/kouen/004/p110353.html

金賞
　パークハウスプレシアガーデニング同好会　様

講評(審査員コメント)　
多種多様な植物の特性を理解し植えられている。

色彩・バランス等の表現が優れていて、通行する人々の気持ちを和ませてくれている。

こまめに花がらを取るなど、すべてにおいてよく管理されている。

この、ミニスタビライザー、アマゾンでの評価がとっても低い。

使い方の説明が見当たらないので、自分で考案したものです。

ミニスタビライザーの操作部？には、浅い溝があります。この溝に親指を当てて捜査しています。

でもこの溝、たぶんこうやって使うためのものだと思います。

親指の腹を触るか触らないかで溝を操作するとジンバルのようにヌルっと動きます。

※ここではヌルっとした動き≒ジンバルするとします。

親指を強く当てれば、スタビライザーをロックできるし、

親指ロックして、腕と手首を使ってチルトしながら親指をゆっくり話せばジンバルできます。

体を回転でパンしているときに、親指を溝の縁から縁に移動させれば、ジンバルできます。

カメラのバランスが取れていれば、機械式スタビライザーでも、ヌルっと動かせます。

このミニスタビライザーを使っていて、もっと簡単にジンバルする方法を思いつきました。

次のブログで紹介します。