洗濯クリップのたくやです。

もっと簡単にアニメを作成できないか、試行錯誤しています。

オープンソースで3DCGアニメーションを作成するための統合環境アプリケーションのBlender が、2.8(今は2.83)になって、グリースペンシルの機能アップがすごいです。

YouTubeでみると、2次元と3次元が共存していて、簡単？　に3次元空間に絵を描いていました。

でも、絶対に簡単じゃない。

すごくパラメーターやコマンドが多くて、とても覚えられない　と思う。

そこで、せっかく覚えた moho pro で、同じようにできないか、試してみました。

憧れの統合環境アプリケーションのBlender

覚えることができそうもないので、覚えたてのmohoでも次のことができるか検証してみます。

• ライティング（影や光）の自動化
• 簡単に顔を回転させる

YouTube動画

やりたいことは、下記の2つの動画です。

もっと簡単にアニメを作成できないか、探していたのは、まさにこれです。

• 格好いいです。すごいです。

Marco BucciさんのDraw character concepts from any angle & any lighting. Gamechanger tools!

• フェイスターン　簡単な仕組みでフェイスを回転させています。

James Crossleyさんの2D in 3D – Animation demo

今回使用したソフト

使ったのは、フリーソフトのAutodesk社のmeshmixerです。Fusion360にこの機能が取り込まれるようなので楽しみです。

• CorelDraw2020　＝　ドロー系描画ソフト
• meshmixer　＝　

meshimixerは、誰でも3Dデータを作ることのできる3D彫刻ソフトです。

このソフトで、頭部を作ります。

meshimixerにも人体のモデルがあるし、探せばベースとなる頭部はいくらでも見つかります。

それをこのソフトで変形して頭部を作成するのが簡単です。

あるいは、スマホやインターネットには、顔の写真を立体化してくれるソフトはたくさんあります。

• moho pro 13　＝　プロフェッショナルな用途にも使える２Dアニメーション作成ソフト

ヘップバーンの画像の作成

ローマの休日のヘップバーンをCorelDrawで描きました。CorelDrawは、簡単にいろいろな画像が作成できます。

moho pro では、ベクターファイルとしてillustrator8.0のAI形式ならimportできるので、CorelDrawでは、通常このAI形式にexportしています。

でも今回は静止画として使うだけなのでpng形式にexportしました。

この画像で実験します。影を動かして立体感を表現します。

ヘップバーンの頭部をmeshmixerで作成

meshmixerでヘップバーンの頭部を作ります。

鼻が高過ぎです。

引っ張ったり、平らにしたりしながらフェイスを作り込みます。シンメトリで左右対称にも加工できます。

mohoで取り込めるOBJ形式にexportします。

moho pro 13に取り込む

初めにヘップバーンの画像を取り込みます。

次に頭部を取り込みます。moho pro 13から、OBJファイル形式はインポートで取り込めなくなったので3D objレイヤーを作成して、その中に取り込みます。

この2つのレイヤーを3次元で確認しながら、大きさや位置を合わせ込んで、正面から見て重なるように合わせます。

重なったら、グループ化します。

グループ化したのは、回転させたときに、一緒に回転するようにするためです。

ライティングの実験 

静止画ですがライト位置を動かすことで、急に立体感がでます。

mohoでもblenderのようにできました。

頭部を回転 

次に、統合したレイヤーを回転させてみました。

15度くらいまでなら何とかなりそうですが、それ以上だと鼻が大きくずれてしまいます。

ヘップバーン　鼻高すぎるよ。

イングリッド・バーグマンが「誰がために鐘は鳴る」のマリア役で「キスをするときに鼻はどうなるのだろう？」と聞く場面を思い出しました。

斜めにずらしていたけれど、キスの時は絶対邪魔になると思います。

鼻、眉と唇、目　をそれぞれのレイヤーに分けてmohoで描いてみました。

それぞれのレイヤーを頭部の立体画像に合わせて奥行きをずらして配置します。

頭部を合わせてグループ化して、回転させてみました。

面の回転なので、平べったくてなんだか変な感じです。

moho の機能で変形、位置合わせしてみます。使った機能は

• パースペクディブポイント
• シアー

moho でも簡単に加工できました。ポイントを描き直さなくても、パースペクディブポイントで簡単に立体的に動いたように変形できます。

これで何とか回転させることができました。

mohoでもblenderのようにできました。