【3Dプリンター完全復活】最新Cura×QIDI Printのハイブリッド運用が最強すぎた!
【3Dプリンター完全復活】最新Cura×QIDI Printのハイブリッド運用が最強すぎた!
自作スクリプトでのサムネイル復活&こだわり設計パーツ大成功
みなさん、こんにちは! 今回は、我が家で長年活躍してくれている3Dプリンターたち(QIDI X-Max、X-Pro 2台の計3台)の大規模メンテナンスと、スライサー環境の最新化プロジェクトの一部始終を、最新の運用ノウハウとともに詳しくお届けします!
「古いプリンターだから最新のスライサーは使えない?」「使い慣れたワイヤレス機能を手放さなきゃいけない?」とお悩みの方、ぜひ参考にしてください。最新のソフトウェア技術と頑丈な旧名機がタッグを組むことで、現行の最新鋭マシンにも負けない最強のモノづくり環境が完成しました!
1. 頑丈な相棒たちの徹底メンテナンス&トラブル格闘記
まずは長年の汚れを落とし、各駆動部の清掃、給油、そしてグリスアップを実施しました。バラしていく過程で、金属フレームの肉厚さや軸受けのガッチリ感を改めて実感。「本当にこの世代のQIDIマシンは頑丈にできているな」と惚れ直しました 。
しかし、ハードの整備中にはいくつかの手ごわいトラブルも発生しました。
■ QIDI X-Max:頑固なフィラメント固着との格闘
ノズルからフィラメントが全く出てこない状態になっていたため、エクストルーダーを完全に分解 。ノズル、PTFEチューブ、ヒートシンクと順にバラしていったのですが、ヒートシンク内部でフィラメントがガッチリ固着してどうしても抜けない状態になっていました。 力任せには抜けないため、ヒートガンで注意深く熱を加えて樹脂を溶かし出し、向きを調整しながら引っ張り出して無事に清掃完了 !
傷んだテフロンチューブも新品に交換しました 。
■ QIDI X-Pro:Dual(2ノズル)構成への復帰
しばらくシングルノズル(片方外し)で運用していたメインの「QIDI X-Pro」ですが、今回は本来のマルチカラー性能を発揮させるため、Dual(2色)印刷構成へ復帰させました。 チューブとノズルを新品に交換し、2つのノズルのZ軸高さ(先端の平坦度)も、移動時に造形物と干渉しないようミクロン単位でシビアに調整・確認を行いました 。 もう1台所有している初代X-Proについても、同様にじっくりと駆動部の清掃・給油・グリスアップを完了させました。
2. 「Curaスライス ➔ QIDI Printでワイヤレス送信」というハイブリッド運用の発見!
メンテナンスを終え、いよいよスライサーの移行です。これまでメーカー純正の「QIDI Print」を使用していましたが、開発停止からずいぶん経つため、最新の壁生成エンジン「Arachne」などが使える本家 UltiMaker Cura 5.x への移行を決意しました。
しかし、ここで大きな悩みが。3Dプリンターを複数台持っていると、「PCデスクにいながらにして、離れた倉庫にあるプリンターへWi-Fi経由でG-codeを送信し、印刷進捗(%表示)をまとめて監視できる」というQIDI Printのリモート機能がとにかく便利で、手放したくなかったのです 。
「本家Curaに移行したら、Wi-Fi送信ができず、毎回USBメモリを持って部屋と倉庫を往復しなければならないのか……」と諦めかけましたが、実は素晴らしい解決策がありました。
「Curaの最新エンジンでスライスして作成したG-codeを、QIDI Printに読み込ませてWi-Fi送信する」
というハイブリッド運用です !
QIDI Printは、単なるスライサーだけでなく、優れたG-codeビューアーおよび送信ツールとしての通信プロトコルを備えています。
- 本家Cura の最新アルゴリズム(Arachneエンジンなど)を使って超高精度にスライスし、G-codeを書き出す 。
- QIDI Print を起動し、そのG-codeを読み込む(※QIDI Print側での再スライスは絶対にしません!)。
- あとはQIDI Printから、Wi-Fi経由で各プリンターへ印刷データを送信。
この方法なら、これまでの快適な使い勝手は一切変えずに、本家Curaの最新スライスエンジンの恩恵を100%受けることができます!
もちろん、PC画面上のコントロールパネルを開けば、稼働している3台の印刷進捗状況(%表示)を1つの画面でまとめて確認・管理できます。
3. Pythonスクリプトの自作で「操作パネルのサムネイル」も完全復活!
このハイブリッド運用を進める上で、もう一つ問題がありました。 QIDI Printを使っていた頃は、プリンター本体の操作液晶画面に印刷物のプレビュー画像(サムネイル)が表示されていました。しかし、最新のCura 5.xでは、約10年前(2017年発売)の名機であるX-Proや初代X-Maxに対応したサムネイル出力機能やプラグインがサポートされていませんでした 。
そこで諦めず、QIDIの制御ボード(ChiTu系)が認識できる画像形式(RGB565カラー ➔ RLE圧縮 ➔ M4010特殊ヘッダーコマンド)に変換してG-codeへ埋め込む、専用のポスト処理スクリプト(QidiThumbnail.py)をPythonでGeminiと共同開発しました !
完成したスクリプトをCuraの
scriptsフォルダに配置してスライスすると、見事にQIDI X-ProやX-Maxの本体液晶画面に、鮮やかで美しいプレビュー画像が復活しました !Curaの最新描画データを、そのまま本体液晶で見事に確認できるようになり、利便性も完全に元通りです。
4. 最新Cura × QIDI名機!感動のプリント成果
環境がすべて整ったところで、いよいよ実戦テストプリントです。
① QIDI X-Pro:全212レイヤー・200回超のノズル切り替え!超高難度「2色花瓶」
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X-Pro本来の性能を試すため、グレーと赤のPLAフィラメントを使い、**毎層ごとに2色のノズルを交互に切り替える極めて難易度の高い「陰陽デザインの花瓶」**に挑戦しました。ノズル温度をPLAの糸引きが最も抑えられる195℃に最適化。 X-Proは2つのノズルが1つのキャリッジに並んで固定されているため、ツールチェンジ時の移動ロスが極小で、プライムタワー分のわずかなロスだけでサクサク切り替わります 。
結果は……約3時間の印刷で見事にノーミス完走!
糸引きや色移りが一切なく、赤とグレーの境界線がビシッと引き締まった、美しい芸術的な花瓶が刷り上がりました !
結果は……約3時間の印刷で見事にノーミス完走!
糸引きや色移りが一切なく、赤とグレーの境界線がビシッと引き締まった、美しい芸術的な花瓶が刷り上がりました !
② QIDI X-Max:一打出しで粉をこぼさない「ドーシングカップ」
X-Maxでは、エスプレッソグラインダー用のドーシングカップを印刷しました。
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グラインダーの排出口から放出されるコーヒー粉を、一粒も周囲にこぼさずにダイレクトに受け止めるため、カップの底面に「絶妙なくぼみ(凹み)」を設計しました。このくぼみがグラインダー側のパーツに「カチッ」と気持ちよくはまり、バシッと「一打出し(正確な位置決め)」される設計になっています。Cura 5.xのArachneエンジンによる可変線幅制御がもたらす抜群の寸法精度のおかげで、このタイトな「はめ込みくぼみ」の設計も、微調整なしの一発でパーフェクトに出力できました!おかげで粉をこぼさずスマートにコーヒーを淹れられるようになり、毎日大活躍しています。

グラインダーの排出口から放出されるコーヒー粉を、一粒も周囲にこぼさずにダイレクトに受け止めるため、カップの底面に「絶妙なくぼみ(凹み)」を設計しました。このくぼみがグラインダー側のパーツに「カチッ」と気持ちよくはまり、バシッと「一打出し(正確な位置決め)」される設計になっています。Cura 5.xのArachneエンジンによる可変線幅制御がもたらす抜群の寸法精度のおかげで、このタイトな「はめ込みくぼみ」の設計も、微調整なしの一発でパーフェクトに出力できました!おかげで粉をこぼさずスマートにコーヒーを淹れられるようになり、毎日大活躍しています。
5. まとめ:最新の「頭脳」×頑強な「骨格」×使い慣れた「監視システム」
今回のメンテナンスと最新システムへの統合を通して、3Dプリンターにおける「本当の最適解」を実感しました。
- 本家Cura 5.xの頭脳:Arachneによる緻密な線幅・加速度制御と、自作スクリプトによるサムネイル埋め込み
- QIDI名機の骨格:何年経っても歪まない、重厚でタフな金属製フレーム構造
- QIDI Printのシステム:PCデスクから動かずに、3台の進捗をまとめてワイヤレス管理・送信できる快適さ
これらが完璧に噛み合うことで、最新の高速機を慌てて買い直す必要など全くない、信頼性抜群の3Dプリントシステムが完成しました。じっくりと時間をかけ、熱をしっかりと伝えて融着させた造形物は、驚くほど頑丈で、美しい積層肌を持っています。
デスクの棚の特特等席に飾られた美しい2色の花瓶と、毎朝大活躍のドーシングカップを眺めるたびに、手を動かしてベストな環境を作り上げた達成感がこみ上げてきます !
これからもこの頼もしい相棒たちと一緒に、アイデアをどんどん形にしていこうと思います!
(もし、QIDI PrintにCuraのG-codeを読み込ませる際の初期設定や、サムネイル表示を復活させる自作Pythonスクリプト
QidiThumbnail.py に興味がある方は、お気軽にコメントで聞いてくださいね!)LayerWeaver
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